IE9ピン留め
2012年 01月 30日
腫瘍内科医は確信犯なのか?
毎日愛読している梅澤先生と長尾先生のブログに、
腫瘍内科医に対する同じような不信感が綴られています。
腫瘍内科医は癌に於ける薬物療法の専門家です。
標準治療とは、標準治療であるがゆえに、患者個々の特性を無視した治療となります。
その理由は、患者ごとにいちいち薬の量や組み合わせを変えていたならば、
そもそも治験から得られたエビデンスそのものが成立しないからです。
しかしそのような治療方法だと当然に「適合しない」患者も出てきます。
標準治療とは、そうであるからこそ、またそうでしかないことを、
相手が充分に理解・納得するまで、事前にしなければならないと思います。

http://umezawa.blog44.fc2.com/blog-entry-34.html#comment6027
無知な外科医・懺悔


http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/2012/01/post-2160.html
抗がん剤の日に亡くなる







# by sansetu | 2012-01-30 17:11 | 癌と医療 | Trackback
2012年 01月 29日
中西準子先生
http://www.kenji.ne.jp/blog/index.php?itemid=822
時代の証言者


佐渡島の酒ブログから連動したテーマです。
中西準子先生は私が尊敬する科学者の一人です。
認識の道筋を誤りそうになった時、いつも軌道修正をしてくださる存在です。
といって私のような無学の者には中西先生の研究自体は難し過ぎて分かりません。
ただしその「方向性に対する認識」だけは何とか理解できます。
ここがとても重要ですし、また市民としての日常生活にも応用できるところだと思っています。

リスク
中西先生はリスクというものの多様な観方を教えてくれました。
リスクは単純にエビデンスだけで語れるものではありません。
その時代の人類の限定された限界まみれの僅かなエビデンスだけで、複雑で多岐に亘る物事を即断することは、それ自体が社会のリスクになると思います。

中流意識市民
中流意識市民のリスク感情は、残留農薬や食品添加物などの微量化学物質に向きがちです。
そのリスク感情に貧困は含まれていません。
それは自分たちが明日の生活にも困窮する状況ではないし、食べるものも実際捨てるほど豊富にあるからです。
また伝統文化に含有されるリスク(たとえば酒とか自然食による食中毒など)にはかなり無頓着です。
もっぱら時代の先端科学や化学の微量・長期的な毒性リスクなどに対してなぜか神経質なのです。
それが最近では放射能問題にも反映していると思います。
しかし私が中西先生から(勝手に)教わったことは、まずは人間にとって貧困のリスクこそが最重要である、という視点です。
貧困は人間の心と体を徹底的に破壊します。貧困は経済と直結しています。
ゆえに中西先生のリスク評価では「お金の使い方や流れ」に対して極めて冷徹ですし、実際その視点を無視したリスク対策は莫大な(税金の)無駄を浪費し、また先進国民の奢りや無知が、巡り巡って貧困を助長させたり、新たな貧困を発生させる事にもなりかねないのです。

「片方に偏れば、仲間はいるんです。」
「引用開始」
どちらにもおぼれないリスク評価をしなければ、と。
これって意外と孤独な道なんですよ。
片方に偏れば、仲間はいるんです。
「引用終了」

この「片方に偏れば、仲間はいるんです。」という言葉には心打たれました。
本当にその通りなんですね。
中西先生が以前、環境中の化学物質の健康リスクを研究していた頃、某消費者団体が勝手に先生を市民派科学者であるとして祭り上げました。
ところが研究が進み科学的には健康被害のないことが分かりそれを発表したところ、今度は手のひらを返したように、裏切り者、御用学者扱いとなったそうです。
このように市民運動というものは、科学的事実やリスク評価よりも、元からの自分たちのイデオロギーを優先することが多いんですね。
市民運動ではよく「学習」という言葉が使われますが、学習をするのであれば、ぜひ本物の学習をして欲しいと思います。
自分たちのイデオロギーにどっぷりと浸ることこそが学習だと勘違いしている人たちも少なくないようですから。

自分を疑える思考の柔軟性。事実を受け入れられる度量。自己を否定できる勇気。
そういったものがどのような学習にとっても必要なのではないでしょうか。






# by sansetu | 2012-01-29 13:46 | フリー読書・テキスト | Trackback
2012年 01月 28日
癌の医療に於けるPLP
http://ameblo.jp/miyazakigkkb/entry-11147786112.html
抗がん剤拒否の理由④効果より副作用軽減のほうが重要と教育されていない


この記事にはちょっと感動しました。
こんなことは普通なかなか書けません。
まさに癌臨床の最前線で患者さんと深く接していなければ書けない内容だと思います。

紆余曲折を経て、
現在の私の癌医療に対する認識は、
1年前とはもちろん、既に半年前とも大きく変貌しています。
それ故に(ある時点より)ブログの記事にはしてきませんでした。
しかしこのところやっと何を読んでも驚かなくなってきました。
もうこれ以上のパターンはないであろうと思われます。
なので、ぼちぼちと書いて行きます。
ただ癌の領域は広いので、私は「治らない癌の医療について」を書きます。

結論から先に書いておくならば、
治らない癌の医療で最も大切なことは、個々の患者のADLでありQOLであり、もちろん治癒ではなく、そして(生存期間の長さだけを言う、あまり意味のない)延命でもありません。
真に意味のある延命とはQOLへの積極的な配慮と実践により、自然に結果を出すものと思います。
この極めて患者の現実的、日常的観点に立つならば、抗癌剤を単に無用で害悪な物、と決めつけ排斥しようする近藤誠医師の「多過ぎる世間への発信」は、ナンセンスでしかありません。
それどころか危険(それを読む国民に不利益を与える可能性)ですらあります。

私も一旦は「近藤病」に感染していましたが、現在は「治癒」し「免疫」もできました。
ただし功罪という言葉がありますが、近藤氏にもそれがあります。
実際近藤氏は実にたくさんの貢献もしています。
なので近藤氏を批判するのであれば、まずはこの貢献を認めるべきだと思うのですが、近藤氏を批判する医師のサイトやブログを読むと、実に感情的な中傷に近いものが少なくなく、その「下品なコンテンツや文章」があるがゆえに、せっかくの真面目なメインコンテンツにかえって泥を塗っているように思えます。

さて、それはまた後々書くとして、
今回のリンク記事で私が重要であると思い、また興味に思ったところは、
「引用開始」
副作用の中でも最も嫌われる吐き気を例にすると、筆者が担当した治療例では以下のようにしていた。

抗がん剤治療時に予防的に制吐剤を使うのは当然ながら、吐き気があって我慢できなくなったら吐き気止めを使うというのは論外だ。

少しでもむかつきがあったら事前に渡しておいた数種類の制吐剤を次々に試してもらうことにしている。

その際「きつくない」程度ではなく「忘れる」ぐらい吐き気を抑えることを患者さんに強調しておく。

そこまでしないと治療継続中に「体」が徐々に吐き気を覚えてしまい、「予測性嘔吐」がひどくなって治療が困難となるからだ。
どんなに効果のある抗がん剤でも継続できなければ治療は失敗となる。

なるべく薬は使いたくないと思っている人が多いので納得させるための説明に一苦労する。

たとえ話をすると梅干しの話をした場合、実物がなくても日本人ならつばが出る。
つまり条件反射が既に身についているからだが、予測性嘔吐がコントロール出来てない患者さんの場合、抗がん剤を見ただけで、いやそれどころか治療当日の朝から吐き気で悩み始める。

前もってワイパックスやデパスなどの抗不安薬を使うことで軽減できるが、最も効果的な予防法は事前に抗がん剤で、きつい吐き気を体験させないことだ。

となると初回治療の前からしっかり対策と教育が必要になるが、この予測性嘔吐について治療前からしっかり教育された患者さんがどれほどいるか疑問だ。

「引用終了」

これはまさに負のPLPそのものであり、人間とはまさにこのような反応を日常的に発現する生き物なのです。
しかしこういったことはエビデンス命(=訴訟リスクがない)の標準治療(=標準的に奏功させ、標準的に副作用+無効で死なせる医療)しか頭にない「マニュアルロボット医者」には、さっぱり分からないことだろうと思います。











# by sansetu | 2012-01-28 22:11 | 癌と医療 | Trackback
2012年 01月 28日
新潟大学ですか/痛みをやわらげる科学
鎌倉のc-dunk先生のブログで紹介されていた本です。

http://sciencei.sbcr.jp/archives/2011/09/si_131.html
Si新書『痛みをやわらげる科学』概要
下地恒毅 著




著者の下地先生の経歴は立派過ぎるくらいですね。
しかも新潟じゃないですか。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の痛みについて、
どのように認識しておられるのか、
まだこの本を読んでいないので不明ですが、
目次を読むと「買っとこう」と思わせるに充分な内容項目ですね。
まさにPLP的な事にも多く言及されているようです。
ということで、とりあえず買います。

評価は読んでから書きます。
このサイエンスアイ親書の著者の中には、
「科学的根拠に乏しい医療情報」を世間に発信している人もいるようですので。




# by sansetu | 2012-01-28 16:48 | フリー読書・テキスト | Trackback
2012年 01月 27日
三角筋が筋肉痛だ
昨日の朝の背中のツリは「雪かき運動」で自然治癒しましたが、
その「雪かき運動」により、今朝から肩の三角筋に限定した筋肉痛です。
肩関節の外転、水平外転、結帯動作で痛みが出ますが屈曲(前方拳上)はマイナスです。
空手の突きは順逆思い切り突いても大丈夫です。
太鼓も思い切り叩けます。
雪が水を吸って重かったので雪ハネを持ち上げる時に負荷がかかったのでしょう。
腕に負担をかけない操作はしていたのですが(例えば、なるべく前方に投げず、左手左足が前の左構えならば、90度左に「膝・股関節の抜きと滑り」で投げる。右はその逆。)、何千回も持ち上げては放り投げたので蓄積したのでしょう。
昨夜はボールマッサージをして寝ただけですが、腰や背中のケアには良かったです。
やってて快感でしたから。
まさか「肩に来ている」とは思ってもみませんでした。
三角筋の痛みは明け方から出てきました。
いま三角筋のどこを圧しても過敏に痛みを感じますが、特に不便でもないので放っときます。
ちなみに今朝も積雪がありましたが5~7cmと大したことはなく、
ママダンプで敷地内を押し歩くだけで済みました。楽でした。

ボールマッサージは冬場はボールが冷たいので、
腰や背中を冷やさないようにこう↓します。



このようにボールをアクリルの厚手靴下にクリスマスプレゼントのように入れて、
これを寝床の中でゴソゴソ移動して「下からボール指圧」します。




# by sansetu | 2012-01-27 16:14 | セルフケア | Trackback
2012年 01月 26日
今日はよく体を使いました


今朝の雪の質は最悪でした。
水分を吸って重いし、投げる時にシャベル面に接着して離れません。
この雪質と重さではママダンプは不適です。
というわけで画像に出てくる赤い雪ハネ1本で、当院の全敷地をかきまくりました。

この写真は玄関前だけですが、これ以外に町道につながるザ・ロングアンドワインディングロードが、面積にしてこの庭の3倍はあります。
これを今朝は全部、この雪ハネ1本で除雪しました。
結果、長年愛用の雪ハネがついに壊れてしまいました。
これまでよく頑張ってくれました。感謝です。

新しい丈夫なカーボン製の雪ハネは既に2本買っていますが、これより使いやすいものはないと思います。
やはり柄は木が一番だと思います。
この木の柄を操作することで、内動や足の操作や手の操作を(必要に迫られてですが)、かなり工夫することができました。

この後、合氣掌の稽古。
今日は先日来から稽古している内容の延長上にある、自由約束二本組手を2バージョンやりました。
組手は毎回恐ろしく勉強なります。
その後、はざかけ小屋の材木出しの手伝い。

今日は本当によく体を使いました。
実は起床時に靴下を穿いていて背中の筋肉が何度も強くツッたのですが、
動きと対処を工夫して何とか1日持ちました。
ありがたいことです。寝る前にセルフケアせねば。
大事に使わねばね。
この、天からの借りものの体。




# by sansetu | 2012-01-26 22:14 | 佐渡島探訪 | Trackback
2012年 01月 23日
医療不信もほどほどに
http://umezawa.blog44.fc2.com/blog-entry-2227.html
「念力で治してください」


まったくだと思います。
患者がこんな認識だと確かにそれは医者にも伝わるでしょう。
そうなれば医者も警戒心からエビデンス通りの標準治療しかしないでしょう。

一方では島根からの報告のように、
病院が遠過ぎて、あるいは治療費の工面ができず、
治療を諦めるケースも。




# by sansetu | 2012-01-23 10:54 | 癌と医療 | Trackback
2012年 01月 22日
ピーナツとアフラトキシンと痩せ人間の糖質制限
http://www.yasuienv.net/NHKLowDose.htm
NHK低線量被曝番組の間違い   01.15.2012


「引用開始」
脳腫瘍の原因。これですが、やはりなんらかの遺伝子の異常だと考えられています。白血病も同じですが。
 遺伝子に異常ができるのは、遺伝的な要因、外部的な要因と分けることができますが、やはり食品からの影響は大きいですね。
 小児がんは、どうもカビ毒であるアフラトキシンの影響があるのではないか、と言われています。
 米国という国は、自国のピーナッツやその製品などを輸出するために、アフラトキシンの規制値が緩く20ppb。日本も余り厳しくできないらしくてすべての食材に対して10ppb。一方、EUは、加工用落花生8ppb、穀類は2ppbとかなり厳しい。米国の穀倉地帯であるイリノイだと、アメリカ産の穀物、ピーナッツの摂取量はかなり多いのでは。
 NHKの放送を見て、井戸水を気にする人がまたまた増える可能性があるけれど、アメリカ人の子どもが大好きなピーナツバターを食べ過ぎているとしたら、それで脳腫瘍などを増やしている可能性が無いとは言えない。

「引用終了」

リンクサイトはNHKの間違いを指摘しているのですが、
私は個人的に↑の引用部分が気になりました。

いくら食べても太らない私のような痩せ型人間が境界型糖尿病になった場合でも、
もちろん糖質制限食が有効なわけですが、
通常は糖質制限食を開始するとメタボの人の痩身効果は高く、
したがって我々痩せ人も、さらに痩せることが考えられます。
これを防止するために痩せ人にとってはオリーブオイルやナッツ類が便利で大切なのですが、そのナッツの中でも最も安価で手に入れやすいピーナツの安全性に疑問が、ということなんですね。

しかしまあこれは、(今のところは)日本産のピーナツであれば、アフラトキシンの問題はほとんど無視してもよいレベルのことであり、要するに日本型の気候環境では、この地上最強のカビ毒は(ほとんど)発生しないからです。
なので味と品質で日本一有名な千葉県八街産ピーナツを食べていれば問題ないのですが、残念ながら八街産は価格が高いのです。

でも高いと言ってもこれは適性価格であり(たぶん)、この価格で売れなければ農家もやっていけないわけです(たぶん)。
一方輸入ピーナツの価格はご存知のように極めて安価ですね。
ピーナツそのものとして食べる場合は日本では(現在は)中国産が圧倒的に多いようですが、ピーナツバターや製菓原料としては米国産も少なくないようです。

だからどうこうだ、とはここでは書きません。
いろいろなことを多角的に考慮して自己の状況に合った食生活を組み立てるしかないのですから。




# by sansetu | 2012-01-22 13:53 | 癌と医療 | Trackback
2012年 01月 21日
科学者がリスクを警告しても、世間は複雑怪奇な反応を示す、ということか
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20120120#p10
研究:健康リスクのコミュニケーションはFDAにとってリスキーな仕事


この↑記事の畝山さんの感想↓が味わい深い。
「引用開始」
(同じように発表しても反応は全く違うことがよくある。それでも「リスクコミュニケーションの専門家」は発表の仕方にだけ文句を言うような印象がある。社会がリスク情報をどう受け止めるかというのはそんなに簡単な問題ではないと思うんだけど。KFDAやヘルスカナダなどはマジメに発がん物質を減らすために焼き肉するなって言ってるのに無視されているようだし、「健康食品」なんて世界中で警告しか出てないような状況なのに伝わってない。)
「引用終了」

ある状況では国家は国民に平気でウソをつくし、
戦争に「強制連行」し、殺すし、殺させるし、被曝させるし、発癌させるし、精神異常者にするし、
国に雇われた科学者は国家の犬かも知れないし、
企業の科学者は企業の犬だし、
大学の科学者も似たり寄ったりだし、
もちろん正しい科学者もいるんだけど、
じゃあ、
世間はそれをどうやって見抜けばいい?
毎日の仕事や子育てや介護で手一杯の世間は。

世間がFDAのリスク勧告を重く受け止めたり、軽く受け止めたり、
あるいはまったく無視するってことは、つまり自由だってことだ。世間は。

少なくとも、右向け右、になるよりは、よほど気持ち悪くないし、
ある意味精神の健康を保てている、ということではないのかな。
無知と精神の健康は別ものだから。

地道に耕し続けるしかないのだと思う。




# by sansetu | 2012-01-21 17:43 | 古今亭心象 | Trackback
2012年 01月 20日
糖尿病専門医はかえって置いてけぼりをくう可能性
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1949.html
新バージョンの食品交換表にカーボカウントを掲載する方針

「引用開始」
糖質管理食は、糖質だけをグラム計算するシンプルな方法です。

従来のカロリー制限優先の糖尿病食に比し、カロリー計算や食品交換表は不要なので、楽に実践できると思います。

欧米では一般的なカーボカウントですが、日本では、小児の1型糖尿病以外には、ほとんど普及していないのが現状です。

今回、新しいバージョンの「食品交換表」にカーボカウントが取り上げられるのは、とても素晴らしいことです。

日本の糖尿病食事療法も、やっと「カロリー制限・低脂肪食」一辺倒から脱却できそうですね。

カーボカウントから糖質制限食へ辿り着く道のりは、糖尿病学会においては、まだまだ長くて遠いのでしょう。

うかうかしていると、普通の内科医がどんどん糖質制限食を取り入れて、糖尿病専門医はかえって置いてけぼりをくう可能性もありますね。
「引用終了」
※文字の「色付け」「拡大」は当ブログ管理人によります。






# by sansetu | 2012-01-20 20:17 | フリー読書・テキスト | Trackback


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